冠詞を理解する 第11回 a paperは間違いではない

みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

前回から、食べ物以外の名詞に対する「可算」と「不可算」扱いについて考えていますが、今回は”paper”という単語について考えてみたいと思います。

paperといえば、「紙」という意味で、数えることができない名詞として覚えている方が多いと思います。

「1枚の紙」や「2枚の紙」を示したい場合は、a piece of paper、two pieces of paper、定型の紙であれば、a sheet of paper、two sheets of paperというのでしたね。

しかし、ここで注意していただきたいことは、「paperは数えることができないから、”a paper”は✕、”papers”も✕」という考えは誤りだということです。

“a paper”や”papers”という表現は、文法的に間違っていません。

ただし、”a paper”や”papers”のように”paper”を数えることができるものとして考えた場合は、「紙」という意味ではなくなります。

可算扱いの”paper”にはいくつか意味があるのですが、まず「新聞」を示すことができます。
可算のpaper (新聞): a paper(1部の新聞=a newspaper) papers(複数の新聞)

もし次の文章のように言った場合、
Next day, the story was on the front pages of all the papers.
“paper”が複数形になっていることから、数えられる”paper”=「新聞」を表していて、
「次の日、そのストーリーは全紙の一面に掲載された」という意味になります。

また、専門雑誌等に掲載される「学術論文」も”paper”と呼ばれます(可算扱い)
例:The team will present a paper to the Conference of the British Sociological Association.
(そのチームはイギリス社会学会で論文を発表することになっている)

さらに、アメリカでは学生が提出するライティングの課題も”paper”と呼び、可算扱いです。
日本でいうと、レポートのようなものですね。
例:I need to write a paper on endangered species.
(絶滅危惧種についてのレポートを書く必要がある)

ちなみに、イギリスではライティングの課題を”essay”(エッセイ)と呼び、「テスト」のことを”paper”と呼ぶこともできます(可算扱い)
例:The history paper was hard. (歴史のテストは難しかった)

以上をまとめると、

数えることができないpaper=「紙」:a piece of paper(1枚の紙) pieces of paper(複数枚の紙)
数えることができるpaper=①「新聞」:a paper(1部の新聞=a newspaper) papers(複数の新聞)、②「学術論文」、③(米)「ライティングの課題」、④(英)「テスト」

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