冠詞を理解する 第12回 glassは数えることができる?
みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。
今回は、”glass”という名詞に対する「可算」と「不可算」扱いについて考えてみましょう。
“glass”もこれまでに紹介した”wood”や”plastic”と同じように、材料としての「ガラス」を意味する場合は、数えることができません。
例:The ceiling is made of glass. (その天井はガラスでできています)
“数えることができないglass(ガラス)”
一方、
“glass”を”a glass”や”glasses”のように数えることができるものとして考えた場合、
容器としての「グラス、コップ」という意味になります。
例:He poured some milk into a glass.(彼は牛乳をグラスに注いだ)
“数えることができるglass(グラス)”
また、”water”や”milk”など飲み物の量を示す場合に、”a glass of~”や”two glasses of~”と表すのでしたね。
例:Can I have a glass of water, please? (お水を1杯いただけますか)
さらに、”glass”の複数形”glasses”は、「眼鏡」という意味にもなります。
眼鏡はレンズが2つ付いていますので、常に複数形の”glasses”となります。
例:I have to wear glasses for driving.(私は運転するのに眼鏡をかけなくてはいけない)
上の例文で”I have to wear glass for driving.”のように”glass”を単数形にしてしまったら、
「私は運転するのにガラスを身につけなければいけない」という意味不明な文章になります。
もし、眼鏡の数を示したい場合は、”a pair of~”(一対の)という表現を使い、
“a pair of glasses”や”two pairs of glasses”といいます。
ちなみに、この”a pair of~”という表現は他にも次のようなものに使われますね。
a pair of jeans(1本のジーンズ)a pair of scissors(1丁のはさみ)a pair of shoes(一足の靴)
以上、”glass”についてまとめると以下の通りです。
数えることができないglass=「ガラス」
数えることができるglass=「グラス、コップ」 a glass of~, two glasses of~
(複数形の”glasses”には「眼鏡」という意味もあり、 数える場合は”a pair of glasses”)