冠詞を理解する 第13回 不定冠詞の使い方とは?

みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

これまで12回にわたって、名詞に対する「可算」と「不可算」扱いという考え方をご紹介してきましたが、みなさんそろそろ飽きてきた頃かと思いますので、今回は具体的に冠詞のお話をしたいと思います。

英語の冠詞といえば、不定冠詞のa/an、定冠詞のtheという二種類がありますが、今回はまず不定冠詞について考えてみましょう。

まず、下の写真をご覧ください。
Dars
みなさんご存じ、「ダース」のチョコレートですね。

もし外国人に”What’s this?”(これは何?)と聞かれたら、
私は”It’s a box of chocolates.”(箱入りのチョコレートです)と答えるでしょう。

それでは、なぜ”chocolate”を”chocolates”という複数形にしているかというと、
「ダース」には、その名前からも分かるように「12粒のチョコレート」が入っているので、1粒1粒の”chocolate”を数えられるものとして考えています。
ダース

もし、この中の1粒を相手にあげたい場合は、
“Would you like a chocolate?”(チョコレートをおひとついかがですか)といいます。

この”Would you like a~”の”a”が不定冠詞と呼ばれるものです。

なぜ上のような場合に不定冠詞の”a”が使われているかというと、
不定冠詞の”a”には”a unit of~”、つまり「~のひとつ、~の1単位」という意味があり、
“a chocolate”の場合は、「チョコレートというクラスの中のひとつ」を示すからです。

“Would you like a~”の”a”は「~というクラスに属するものの中のひとつ」と考えると分かりやすいでしょうか。

さらに、次の写真をご覧ください。

meiji

こちらは、明治の「ミルクチョコレート」です。

この「ミルクチョコレート」と「ダース」の違いは何でしょうか?

「ダース」は1粒1粒のチョコレートが独立しているのに対して、「ミルクチョコレート」はいわゆる「板チョコ」と呼ばれるタイプでチョコレートがひとつの塊としてひっついています。

では、この「ミルクチョコレート」を友達に少し分けてあげたいとき、英語で何といえばよいでしょうか?

もし「ダース」のときと同じように”Would you like a chocolate?”と言ったなら、あなたは板チョコ1枚丸ごとをひとつのチョコレート=”a chocolate”と考えていることになり、「板チョコまるまる1枚食べませんか」というイメージで相手は理解するでしょう。

しかし、よっぽどチョコレート好きの人でなければ板チョコまるまる1枚を一気に食べることはないと思いますので、板チョコを分けてあげる場合は”Would you like some chocolate?”といいます。

“some chocolate”の”some”とは以前にも説明した通り、可算名詞にも不可算名詞にも使うことができ、はっきりとした数や量を示さない、もしくは、分からないときに使います。

ここでは”some chocolate”の”chocolate”に複数形の”s”がついていないので、”chocolate”は不可算扱いということになります。

板チョコの割れ目にそって割ったとしても、その割られた部分は板チョコの一部分にすぎず、「ダース」の1粒のように「まるまるひとつのもの」として考えることができません。 そのため、板チョコの中からひとつ(=”a”)をあげることができませんので、「いくらかのチョコレート」という意味の”some chocolate”という形をとります。

英語のネイティブスピーカーは板チョコを数えることができないものとして考えていますが、 もし「板チョコ1枚」や「板チョコ2枚」のように板チョコの枚数を示したい場合は、 “a bar of chocolate”や”two bars of chocolate”といいます。(”bar”は数えることができます)

以上、長くなってしまいましたが、不定冠詞のa/anは「あるクラスに属するものの中からひとつ」を示す場合に使うということを覚えておきましょう。

◀◀◀前へ 次へ▶▶▶

補講に参加した生徒さんは下のボタンをクリックしてね!
参加したよ (4)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>