冠詞を理解する 第19回 定冠詞の使い方④

みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

今回も引き続き、定冠詞のお話をしたいと思います。
(初めて参加される方は、「定冠詞は話し手からのシグナルである」を先に読んでくださいね)

まずは、次の文を読んでください。
I’ve been thinking about the question which you asked me yesterday.

上の文では”question”に対して定冠詞の”the”を使っていますので、話し手は「聞き手が知っているquestion (質問)」について考えていることになります。

では、どうして話し手は聞き手がその質問を知っていると判断したのでしょうか?

実は、”I’ve been thinking about the question”までの時点では、聞き手は話し手がどの”question”について考えているかが分かりません。

しかし、”the questionのあとに関係代名詞の”which”が続き、”the question which you asked me yesterday”となっています。

関係代名詞(whichやthat)は、その直前に出てきた単語を説明するために使うのでしたね。

今回の例文では、”which you asked me yesterday”が”the question”の説明になっています。

つまり、”the question which you asked me yesterday”とは「昨日あなたが私に聞いた質問」のことです。

ここでようやく聞き手は、”the question”が「あ~、あの(昨日自分が話し手に聞いた)質問ね」と分かるのです。

このように、関係代名詞で後から情報を与えることにより、話し手は「聞き手が知っているもの」として考え、定冠詞の”the”を使うことができるのです。

それでは、もう少し例文を見てみましょう。
The pen which you gave me doesn’t work.

上の例文において、”The pen”と突然言われた時点ではまだ聞き手は話し手がどのペンについて話しているのかが分かりません。

しかし、”which you gave me”と続いているので、「君が僕にくれたペン」のことだと分かります。

このように、文の中で後から聞き手が分かるという場合にも定冠詞の”the”を使うことができるのです。

しかし、ここで注意していただきたいことは、関係代名詞を使うからといって、必ずしも定冠詞の”the”を使うわけではないということです。

次の文を読んでみてください。
It’s a story which every child will enjoy.

日本語にすると「すべての子供が楽しめるお話です」となりますが、すべての子供が楽しむような本は何冊か存在すると思いますので、「その中の一冊」という意味で不定冠詞の”a”が使われています。

もしここで定冠詞を使って”It’s the story which every child will enjoy.”とすると、「すべての子供が楽しむ本は世界中で1冊しか存在せず、これがその本である」というニュアンスになります。

もしあなたが本の著者で「すべての子供が楽しむのは、自分が書いたこの本だけだ」と自信を持っている場合は、定冠詞を使ってもいいですね。”the”を使うことで「特別感」を表現できます。

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