冠詞を理解する 第9回 数えることができないappleとは?

みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

今回は、”apple”という単語について考えてみたいと思います。

appleといえば、「りんご」のことですから1個、2個のように数えるのは簡単ですね。
apple(りんご): an apple、two apples

「私はりんごが好きだ」と言いたい場合、前回ご紹介した”I like dogs.”(私は犬が好きだ)や”I like cats.”(私は猫が好きだ)と同じように、「りんご全般」を表すことができる”apples”という複数形にする必要がありますので、”I like apples.”といいます。

appleといえば「可算名詞」の代表例のように考えられますが、実は「不可算名詞」としても使うことができます。

appleを数えられないものとして考えるのは、「切ったり、煮たり、何か手を加えられたりんご」の場合です。つまり、1つの丸いりんごという原形がイメージできないものです。

では、次の2つの文章を比べてみましょう。

①Would you like an apple?
②Would you like some apple?

※”Would you like…?”とは、「~をいかがですか」と相手にすすめるときの表現です。

①”apple”に不定冠詞の”an”が使われていることから、”apple”は可算扱いで、「りんごを1つかがですか」という意味になります。

こんなイメージですね。
Countable apple

★欧米のりんごは、日本の「ふじ」のように大きいものではなく、小ぶりで、皮をむいたり切ったりせずにそのまま食べることが多いので、「丸ごとりんご1個」(=a whole apple)を差し出されても驚きません。

一方、

②”some apple”の”some”は、可算名詞にも不可算名詞にも使うことができ、はっきりとした数や量を示さない、もしくは、分からないときに使います。

この文で”apple”は複数形になっていませんので、”apple”を数えられないものとして捉えていることが分かります。数えられない”apple”とは「何か手を加えられたりんご」なので、ここでは「(切った)りんごをいかがですか」という意味になります。

このようなイメージです。
Uncountable apple

また、写真のような「切ったりんご」を英語では”apple slice”と呼び、”slice”は数えることができますので、”Would you like some apple slices?”と言っても同じ意味になります。

さらに、以下の英文を読んでいただくと、イメージしやすいと思います。
“I turned to Jacob and said “would you like some apple?” and he said “well, yes, I want an apple, but I don’t like it peeled” (he meant cut up). So I offered him a whole apple and he munched on it for awhile (he already eats apples, so that’s nothing new in itself, but the fact that he related to me that the “horrifying” apple slices on the table are the same thing as the apples he does like in a different form is a bit of progress, I think).”
(出典:http://jacobs-journey.blogspot.co.uk/2007/05/more-on-sos.html

この文章は、母親と息子のやりとりです。

まず最初に母親が”Would you like some apple?”(りんご食べる?)と息子にすすめています。

この時点で母親は”some apple”という数えることができない”apple”、つまり「切ったりんご」(apple slices)を意味しています。

息子もそれを理解しているので、次のように言いました。

“I want an apple but I don’t like it peeled” (りんごは食べたいけど、皮をむいたのは嫌) その後にカッコ書きで母親が”he meant cut up”(彼は切ったものを意味した)と説明を加えています。

それで母親は”I offered him a whole apple”、息子にりんごを1つ丸ごとあげました。

このお話で、”apple”という同じ単語でも、ネイティブにとって不可算扱いの”some apple”と可算扱いの”an apple”(=a whole apple)が別の形のものを指すことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ここで最初の例文に戻りますが、「私はりんごが好きだ」という意味の”I like apples.”を”I like apple.”と言った場合、どんな意味になるのでしょうか。

“apple”に不定冠詞の”a”も複数形の”s”もついていませんので、話し手は”apple”を数えられないものとして考えていることになります。

数えられない”apple”といえば、何らかの手を加えられた”apple”のことなので、”I like apple”.は、りんごを使ってできたもの、つまり、「りんごの風味が好き」という意味になります。

ですから、もし「ガムやキャンディなど、りんごフレーバーのもの全般が好き」な場合は、”I like apple.”になります。

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