きほんの英語 第3回 前置詞は次の情報を与えるためのシグナルである

みなさん、こんにちは。Chubby chopsです。
いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

前回の授業では、自動詞としても他動詞としても使える”play”という動詞について説明しましたが、今回は”talk”という単語を考えてみましょう。

まず、第1回目の授業で覚えていただいた「主語→動詞」という順番に従うと、”I talk”という形が出来上がります。

“talk”という動詞の基本的な意味は「話す」ということですから、”I talk”を日本語で考えると「私は話します」となり、このままで意味が成立していますね(自動詞)。

ではここで、talkを過去形にしてみましょう。

“I talked”となり、「私は話しました」という意味ですから、意味が成立していますね。

ここで文を終わらせてもいいのですが、もし誰かに「私は話しました」とだけ言われたら「誰に?」(To who?)と聞きたくなりませんか?

ですから、I talked→to my sister.(姉に)という情報を追加してあげましょう。

“have”という他動詞を使った場合、”I have a house“のように「何を?」という目的語とセットでようやく意味が成り立つので、haveの後に必ず目的語が直接ひっついていました。

一方、I talked to my sister.の”to my sister”(姉に)という情報は、意味的に必要不可欠なものではなく、追加の情報です。

そのため、「追加の情報を与えますよ」という意味で”to”という前置詞が使われるのです。

日本語では「姉に」や「母に」と言うように、「誰」に、格助詞の「に」がついているイメージですが、英語では”talk”の後に”to”という前置詞を使ったからこそ、その後に「話の受け手」という情報が続くことになります。

したがって、”I talked to”と言われた時点で英語ネイティブは、この後に「誰」という情報が来るのだと分かります。

“I talked”に”to”をつけることで、「これから話の受け手が誰かを言いますからね~」というシグナルになっているのです。英語は日本語よりも聞き手に親切な言語だと思いませんか?

このように前置詞は、次に来る情報を聞き手に予測させるという大切な役割を担っています。「この単語だからこの前置詞を使う」のではなく、「この前置詞を使ったからこの単語が来る」という順番で考えるようにしてください。

では、もう少し文章の続きを考えてみましょう。

話の相手が”I talked to my sister.”で話を終えたら、私なら必ず”About what?”(何について?)と聞き返すでしょう。

「何について?」と相手に聞かれる前に、I talked to my sister→about my boyfriend.(彼氏について)という情報を追加してあげることが聞き手にとって親切ですね。

この”about”という前置詞も、”about”を使ったからこそ、「何について話したのかという情報が来ますよ~」というシグナルになっています。

このように、英語の文を作るときは、会話の相手が知りたいであろう情報を順番に前置詞を使って追加していきます。

Aさん: I talked.  
Bさん: To who?

Aさん: (I talked ) to my sister.
Bさん
: About what
?
Aさん: (I talked to my sister) about my boyfriend.
Bさん: When
?
Aさん: (I talked to my sister about my boyfriend) last night.

上のように、会話の途中でいちいち「誰に?」「何を?」と相手に聞かせるのは不親切ですね。ですから、相手に聞かれる前に自分から提供してあげます。

I talked.(主語→動詞)という基本の文から、相手が知りたいであろうことを「誰に?」「何を?」のように自分自身に問いかけることで、I talked to my sister about my boyfriend last night.という文が完成します。

次回からは、時制のお話をしましょう。

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きほんの英語③” への4件のコメント

  1. 第1回目から拝見させていただいております。
    今月末にイギリスに語学留学に行くのですが、こんなんで行って大丈夫なのか?!と思うくらい英語ができません。
    とってもわかりやすい説明で勉強になります。
    これからの授業も楽しみにしています。

    • コメントありがとうございます♪
      イギリスに来られるんですね!今月末に渡英ということですが、出来る限り英語の勉強を日本でしておいたほうが
      すんなりイギリスの生活に入れると思いますので、残り短い時間で集中的に頑張ってくださいね!

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