【動画で学ぶ】英語の発音と発音記号~ネイティブの発音を身につける

 第3回 二重母音

これまでに7つの短母音5つの長母音を紹介しましたが、今回は二重母音のお話です。

「二重母音」という言葉を聞き慣れない人が多いかもしれませんが、二重母音とは「二つの異なる音を連続して発する母音」のことです。少し分かりにくいので、具体的な例を紹介します。

boat という単語がありますね。日本語では「ボート」と発音しますので、【ɔː】という長母音が含まれているように思うかもしれませんが、発音記号は【bəʊt】となり、真ん中ふたつのəʊが「二重母音」と呼ばれるものです。この【əʊ】という二重母音は「オウ」のように発音しますので
boat の発音は「ボート」ではなく、「ボウトゥ」のように聞こえます。

「オウ」のように異なる二つの音を連続して発する母音が「二重母音」、英語ではdiphthong と呼ばれ、以下の8つがあります。

【二重母音①】 【 】- price、high、try      【二重母音②】 【 】- mouth、now
 

【二重母音③】 【 ɪə 】- near、hear、weary      【二重母音④】 【 ʊə 】- tour、pure、cure
 

【二重母音⑤】【 】- square、fair、pair      【二重母音⑥】【 】- face、day
 

【二重母音⑦】【 əʊ 】- boat、show、know     【二重母音⑧】【 ɔɪ 】- choice、noise
 

二重母音は日本語にはないものなので、慣れるまでは長母音との区別がつきにくいかもしれません。単語に含まれる音が長母音か二重母音かが分からない場合は、必ず辞書で発音記号を調べるようにしましょう。

本来は二重母音であるところを長母音で発音してしまったら、全く別の単語になってしまう場合もあるので注意が必要です。
例えば、low(低い)と law(法律)という単語がありますが、この二つは発音が全く異なります。
発音記号を比べてみましょう。【 ləʊ 】と【 lɔː 】どちらがどちらの発音か分かりますか。

正解は、前者の【 ləʊ 】がlow、後者の【 lɔː 】がlawの発音記号です。
ləʊ 】は【 əʊ 】という二重母音が含まれているので「ロウ」という発音になります。
一方、【 lɔː 】は【 ɔː 】という長母音が含まれているので「ロー」という発音です。

このふたつの違いを知らない日本人にとっては、両方の単語が同じ発音に聞こえてしまうかもしれませんが、英語のネイティブスピーカーにとっては全く異なる発音なのです。
このように、二重母音にすべきところを長母音で発音してしまうと、意味が全く異なる場合があるので注意しましょう。

次回からは、子音のお話をします。

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