冠詞を理解しよう 第5回

投稿者: | 2021年4月5日

純粋不可算名詞とは?

前回の授業では、「water」や「milk」は常に数えることができない「純粋不可算名詞」であるというお話をしましたが、今回はその他の純粋不可算名詞をご紹介します。

料理の材料である次のものは常に不可算扱いです。

rice(米) salt(塩) pepper(コショウ) butter(バター) honey(ハチミツ) flour(小麦粉) spaghetti(スパゲティ) 

例えば、「rice」は純粋不可算名詞=常に数えることができないため、「one rice」や「two rices」と言うことはできません。

そこで、「粒」を表す「grain」という単語を用いて米の量を表現します。

a grain of rice(一粒の米) two grains of rice(二粒の米)

次に、「茶碗一杯のごはん」は「a bowl of rice」と言います。

 Can I have a bowl of rice, please?
 (茶碗一杯の)ご飯をもらえますか?


また、英語で「おにぎり」は「rice ball」(ライスボール)と言います。

「rice」は数えられませんが、「ball」は数えられますので「rice ball」は次のように数えましょう。

a rice ball(おにぎり1個)two rice balls(おにぎり2個)

 I usually have rice balls for lunch.
 普段はお昼におにぎりを食べます。


なお、英語で「ご飯茶碗」は「rice bowl」と言いますが、「rice bowl」と「rice ball」(おにぎり)は発音が違いますので注意が必要です。


「rice bowl」と「rice ball」の違い、聞き取れましたか?